刀と刃の違い
どうも、伝統技術を愛してやまない伝統屋暁のスタッフです!
前回ブログを書いていて、
とても気になっていたことがあったんです。
「刀」と「刃」はたった1個点が入るだけでどう違うのか?です。
調べてみると、
刀は片側にのみ刃が付いている刃物全体のことで
刃は切れる部分のみを指すようです。
なるほど〜。
さらに「世界ふしぎ発見」で
「相槌を打つ」というのが刀を作る際に、
刀鍛冶の方が、「師の打つ鎚に合わせて鎚を打つこと」が語源と知って
「もっと刀にまつわる言葉がもっとあるのでは?」と思い調べてみると…
あるわあるわ!
とてもご紹介しきれないほどありました!
なので、その中でも意外だったものをご紹介しますね。
・「真剣に」
元々「本物の刀剣」という意味と「本気で」という2つの意味があると思っていたのですが、元は「刀剣を使った命がけの勝負」から来ていて、本物の刀剣を使って命がけの勝負をしたことから「本気で取り組む様子」という意味が加えられたそうです。
今では後者のほうがメインに使われていますよね。
・「折り紙つき」
奉書紙や檀紙を二つ折りにしたものを「折り紙」と呼んでいて
1600年頃にこの折り紙が日本刀の鑑定の証明書へ使われ出したそうです。
そして高価な日本刀にしか、この「折り紙」はつかなかったとか。
そこから「絶対に間違いないと信頼するできる、保証付き」という意味になったようです。
・「反りが合わない」
日本刀の反り具合がそれぞれ異なるため、鞘(さや)がその反りにピッタリ合わないと
収めることができないことを人間関係に例えられたそうです。
・「急刃(きゅうば)凌(しの)ぎ」
「急場凌ぎ」とも書き、私はこちらしか知りませんでしたが、
元々は戦場で刀の刃が欠けた際、その場で研いで、取りあえず戦えるようにした事から、
「一時凌ぎの間に合わせで、なんとかその場を切り抜ける事」を意味するようになったそうです。
・「切羽(せっぱ)つまる」
切羽は刀がガタガタしないよう押さえる金具で、これが詰まると刀が抜けなくなることから、「どうしようもない窮地に追い詰められた状況になること」を指すそうです。
その他、いかにも刀から来ているんだろうな!というものとしては
・単刀直入
・もとの鞘に納まる
・伝家の宝刀
などがありました。
「おいおい、火縄銃に関連した言葉もあるよ!」という代表の声が聞こえてきそうなので
火縄銃に関する言葉もご紹介します!笑
「火蓋を切る」です。
火蓋とは火縄銃の火薬をもる「火皿」の口をおおう蓋のことで
まずこれを開いて点火して戦いが始まったことから
「何かを始める」ことを表すようになりました。
時々「火蓋を切って落とす」と使われていますが、あれは間違いです。
切って落とされてしまっては始まりませんので!
火縄銃といえば…
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